店長候補がスキル不足だったら

短い投稿を2本書いた。和スイーツ部門の店長の退職にあたり、店長をどう効率的に引継ぎ、その後運営していくかを考えて記事にしたものだ。少しそこから、時間が経過したため、状況を整理する事とそのうえでどうするかをまとめてみたいと思う。

 

この記事を書いているのは、2月29日うるう年の日に書いている。一週間前の23日金曜日から一人試用期間に入った方がいる。5月以降の店長候補のKさんだ。Kさんは、もともと公務員志望だったが、(警察署事務員)それをやめ、都心のスイーツ工房のようなところで働いていた。一年働いたあと、アクセサリーショップで製造と販売の仕事で3年働いていた。アクセサリーショップでは店長職も経験していたらしい。履歴書を見るかぎり、やる気はありそうだった。

 

そこで、3週間の使用期間を設定し、先週から勤務がはじまった。当初の予定どおり、スキル表2種を使いながら、研修兼使用期間がスタートした。はじめてみたが、店長としての素養に疑問をいだく事になった。

 

①店長になって最初の月である5月にライブがあるため、勤務日の土日に休暇が取れるかと聞かれた

②審査がとおり、使用期間がはじまる事を伝えたあと、初出勤日には髪の色が赤くなっていた。

③4月退職の店長から器具の扱いや衛生面など、基本的な事ができてないと報告を受ける

④作業自体がおおざっぱなケースがあり、レシピに正確なものを提供しようという意識が低いと報告を受ける

 

正直①~④まですべて今後に懸念を抱かせる要因になっている。さらに、もともと予定していた店長引継ぎシステムには、製菓衛生師の教科書などを使って小テストを行って知識部分のインプットを行うつもりでいた。しかし基本的な知識がない人に対してインプットを行っても、実際の行動や意識に落とし込めるかがむずかしいと感じた。

 

そこで、小テストを現場に近いように作る事を思いついた。自動車教習所の試験のようなイメージだ。製菓に使う全ての果物は、調理前に水で洗浄する〇か✕というような問題だ。テストはそのまま保存させ、定期的に実地。その後、「実践できてますか?」と確認し、短いミーティングを行う事で、意識を醸成する。

 

この場合の小テストの作り方だが、以下のようになる

①製造レシピと、過去の失敗例を参照する。

人工知能にレシピを覚えさせ、問題をたくさん作成してもらう。
③現店長とともに問題の選別を行い、テストしていく。

 

ここで、また問題が出てきた。レシピを人工知能に打ち込もうとした際、レシピが整理されておらず、最新版になってなかった。つまり私がレシピを紐解きながら最新版に整理していき、それを人工知能に入力していくプロセスが必要となる。

 

2日かけて、最新版に修正してもらい、Chat GPT に打ち込んだ。やはり人工知能はすごいと感じる。しっかりと問題になっている。

今後問題を作成し、選別を行う工程に移っていくが、ここで改めて検討すべき事がある。

Kさんが本当に店長としてやっていけるのかという点だ。

複数の案がある。

①先ほどの引継ぎシステムや引継ぎ後の運営プランで、なんとかKさんに適応してもらう。

②Kさんは試用期間で終了し、アルバイトで見込みがある人に提案し、店長になってもらう

③求人の条件を整備&シンプルに給与をアップして、新たな人材を待つ

 

現状では、どのプランの可能性も同じくらいだと考えている。

②に関しては、折衝案も検討できる。後任がくるまで店長代理として時給をかなり上げて数か月の代行業務を行ってもらう。

 

または、他の選択肢がないのか検討したいと考えている。例えばアルバイトのみでの運営ができないかという点だ。