最近古典というか、中小企業が導入するべき仕組みで、過去から良いとされている事例を調べている。その中でよく出てくる概念が環境整備と環境整備点検だ。まあ、おおざっぱに言うと整理整頓だが、どうやら奥が深いらしい、定期的に続け、それを評価する仕組みが定着する事で、組織力の強化につながるという。
いわく、「形を整える」事が習慣化されると、さらに仕事の無駄や、情報の無駄などに意識が届くようになり、業務の効率化が改善されるという事らしい。
一番詳しく書いてある書籍が小山 昇著の「すごい会社の裏側」という本。ご興味がある方はこの後アマゾンに立ち寄ってみてほしいぃ。
ただ、私もこの仕組みをまだ導入していない。2年前ほどに読んだのだが、中小企業あるあるというか、自社に置き換えた時のハードルに尻込みしてしまっていたのだ。
しかし、最近売上・利益ともに頭打ちになり、まずは基本的な仕組みを見つめなおす必要性を感じている。そこで、今回はまずは導入するという方向性で舵を切りたいと思っている。
①毎週水曜日に会議後、30分の環境整備時間を設ける。基本的に全員やる。
(例外は精米工場担当者だが、水曜日に忙しいなどの理由がある場合、いつ予定か申告してもらう。チェックリストに自ら記入してもらう)
②環境整備チェックリストを作成する
③半年に一回の賞与に連動する。評価は米卸業部門全体に18万円(一人あたり3万円)
④環境整備点検は社長である私と、経理部長が一緒にまわる。経理部長は基本的にメモ係。私はチェックリストに基づいて〇か✖をつけるだけ。
⑤いったんリーダーとなるべき営業部長にもこの本を読んでもらい、理解してもらう。
⑥結果はコピーして経理部長が全員分まわす。
⑦環境整備点検日を設定。月一回第4木曜日と周知させる。
⑧一か月サイクルのプランニングと改善策を営業部長Aと、ベテランのKが担当する。ゆくゆくは、Kが行っていく。
続いて、和スイーツ店部門(当社は米卸業が本業だが、和スイーツ店も経営している)。
①環境整備チェックリストを作成 担当者をはめるというより、毎週〇曜日に30分行う。その日にいたメンバーで行うなどの流動性をもたせる。
②賞与は半年間で10万円。そのタイミングで月5回以上出勤している人で頭割りする。米卸業同様、部門評価。特にこの部門評価の部分はカスタムで変えてはいけない部分だと感じる。
③毎月のプランニングと改善策を店長に行ってもらう。
今回、和スイーツ店に導入する場合、体制が変わるタイミングのため、最初は簡易版チェックリストを作るなどの工夫がいると思われる。