ローカルお弁当屋さんの決算発表会②

前回、ローカルお弁当屋さんの決算発表会に参加した事を書いた。文量が入りきらなかったので、ここでまとめておきたい。前回はこれまでの財務内容と今期の利益の発表。今期の大幅黒字を出すために、どのような施策を行ったかを書いた。

 

今後の展望

地域のお弁当屋さんとして、利益一億を目指すのが、目標らしい。現在4,000万。届かない目標では無さそうだ。そのための数字が、追加店舗7店舗。売上が15億円。法人向け高級仕出し弁当が売上の25%。これが目標の詳細になる。期間は5年との事。

 

1億円の利益から逆算されている事がわかる。利益率から逆算すると、まずは売上が15億円必要。そのためには店舗売上をまずは伸ばさなくてはならない。すると、7店舗くらいは必要という話になる。7店舗では足りない利益を法人向け高級仕出し弁当の配達でまかなうという寸法だ。さらに、高級仕出し弁当は利益率も高いため、利益の貢献度も高い。

 

来期の施策

5年の戦略の後、来期一年の部署ごとの施策を発表していった。

経理部門

会計ソフトfreeと労務freeの連携
モニターを店舗に設置。店舗での大量注文やイベント用弁当の納品受注業務を事務所が巻き取る。

 

アルバイトの賃金計算が業務として重いため、労務フリーと連携。賃金計算が月20時間削減をはかる。

店舗での受注業務を本部事務所が巻き取り、店舗の効率化をはかる。

 

工場部門

大目標は、原価率50パーセントに改善

①値上げ

②マニュアルの強化・遵守

③新商品の提案

 

利益率の重要項目、原価率を改善するための項目が並ぶ。シンプルに値上げ。品質をぶらさないためのマニュアルを遵守する意識の向上。付加価値をつけ、「高くても買われる商品」の開発。

 

店舗・販売部門

①QSCの向上を引き続き行う

②プロジェクトを立ち上げ、気持ちのいい購買体験。リピート率の向上をはかる。